2022年02月10日
映画「ドライブ・マイ・カー」が、第94回アカデミー賞で作品賞など4部門にノミネートされました。濱口竜介監督の作品で、日本人監督としては画期的なことです。
原作は村上春樹氏の短編小説で、妻と死別した俳優で演出家の主人公が、専属運転手と出会い人生を見つめ直すという物語。
村上春樹氏と言えば、毎年ノーベル文学賞有力候補に上がりながら、なかなか受賞できないでいます。
私が最初に読んだ村上春樹氏の本は「ノルウェイの森」で、その独特の世界観に感動し、それ以来、単行本が出版されるたびに毎回読むようになりました。他の本は少しずつしか読めないのですが、村上作品だけは次の展開がどうなるのか気になって一気に読んでしまいます。
これだけ魔力をもった作品を書き上げるのに、なぜかノーベル賞は受賞できずにいます。歌手のボブ・ディランに文学賞を与えるぐらいなら、作家の村上春樹氏に与えて欲しいものです。
ノーベル賞は今後に期待して、村上氏の原作である「ドライブ・マイ・カー」は上映されたらぜひ見てみたいと思います。
過去のアカデミー賞受賞作品である黒澤明監督「乱」や是枝裕和監督「万引き家族」もすばらしい作品だったので、きっと期待していいでしょう。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士