2020年02月10日
最近のテレビを見ていると、クイズ番組が非常に多いように思います。
いっときの流行りですぐに少なくなると思っていましたが、想像以上に続いていて、東大生でルックスが良い生徒などは、タレント並の扱いでテレビに出演しています。
「天は二物を与えず」という言葉がありますが、この諺は間違いであることに気付かされます。
話は変わりますが、東大合格者を多く排出する高校で昔から「御三家」と呼ばれる高校があります。開成、麻布、武蔵の三校です。
その中でも武蔵高校は、かつては9割が東大へ進学していましたが、いまではその面影はなく、東大合格者トップ10からはずれて20年近くになります。
その大きな理由は、学習塾との交流を拒んだことにあるでしょう。
実際クイズ番組で活躍している人たちの多くも学習塾に属していて、近年の高校は学習塾との付き合いが非常に重要になっています。
武蔵高校は「自調自考」という理念のもと、外部との付き合いを拒否して学校の中だけで完結できるものと考えていました。
だがあまりにも唯我独尊になり、学習塾が名門校のランクを左右しているという時代の変化に気づかなかったのです。
これは会社経営を考える上でも、非常に参考になります。
特に中小企業は自分の会社だけでは、世の中を動かすことはできません。
世の中の流れ・方向性を見極め、周りと協力しながら明るい未来へ走り続けましょう。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士