2013年03月10日

今年の個人の確定申告で思うこと

今年も個人の確定申告の時期が来ました。
毎年の個人の所得税の確定申告は、原則として1月~12月までの1年分を翌年の2月16日から3月15日までに所轄税務署に申告することになっています。

今の時期は会計事務所にとって一年中で最も忙し時です。私も毎日数件の個人の決算書や申告書をチェックしています。そこで感じた感想をお話ししたいと思います。

リーマンショックが発生してから既に5年が経過しました。4年前の個人の事業の確定申告は殆どの事業所で前年を大幅に落込みました。売上の2~3割の落込みは良い方で5割以下になったところも沢山ありました。しかし殆どの事業所は3年前2年前と順調に回復してきました。ただし、この間に多くの事業所で後継難等の理由により廃業していきました。

昨年の大きい特徴は、業績の良い事業所と悪い事業所に大きく分れた様な気がします。特に震災特需やIT関連の波に乗り業績を伸ばした企業も多くありましたが、反面、飲食店を中心とするサービス業では回復できず落込んだ所も沢山ありました。自動車関連の製造業では、平均して良かった所が多かったです。

これからは、法人も個人も増々業績に差がついていくと思われます。経営者が経営に専念していかないと、いずれ倒産や廃業に追い込まれる時代になっていくと思います。






 西川 和志 
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士

西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士


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