2011年08月10日
「守・破・離」について、インターネットで調べてみると、この言葉をはじめて使ったのは、室町時代の三代将軍足利義満の時代に「能」を育て上げた観阿弥、世阿弥親子だったとのことです。現在では「能」だけでなく、剣道や茶道の世界でも広く使われているようです。どの道においても同じような意味合いで使われています。
その道を極める為の成長段階を示した言葉で、次のように書かれていました。
「守」・・・ひたすら教えを守り、学ぶこと
「破」・・・教えの言葉から抜け出し、真意を会得すること
「離」・・・型に一切とらわれず、自在の境地に入ること
上記の「守・破・離」を企業経営者の成長段階を示す言葉として考えてみると、次の様になるのではと考えます。
「守」・・・企業経営にも様々な原理原則があり経営者はそれらをまず学問として勉強しなければならないと思います。経営者としての勉強です。
「破」・・・経営者としての経験を多く積むことです。経験の中からいろんなことが解ってくるのですが、ここで重要なことは、成功者の話を出来るだけ多く聞いて自分がそれを真似てみることだと思います。
「離」・・・上記の「破」で出来るだけ多くの経験を積み、成功している人の真似をし、いろんな真似の中から独自の方法を考え出す、これが「離」ではなかろうかと思います。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士