2006年07月10日
今回は、前回でお話した、吉川武男教授のバランス・スコアカードについて、もう少し詳しくお話したいと思います。
バランス・スコアカードとは、吉川教授は、「企業経営や行政におけるナビゲータの役割を果たし、総力戦で企業や行政を成功に導く戦略経営時代の戦略志向のナビゲーション経営システムである。」と述べていると前回説明させて、いただきました。
今回は、バランス・スコアカードの「ビジョンと戦略」を中心とした、4つの視点についてもう少し詳しく述べたいと思います。バランス・スコアカードは、理想のビジョンを、戦略を持って、実現するために次の4つの視点から考えていこうとするものですが、これは1つの例で必ずしも次の4つとは限らず、例えば、「従業員の視点」とか「環境の視点」などから考えても良いのです。
それでは、代表的な4つの視点について考えてみます。
(1)財務の視点。
財務的に成功するために、ステークホルダー(利害関係者)に対し、どのように行動すべきか。
業績評価指標・・・売上高、純利益、投資利益率
(2)顧客の視点
ビションと戦略を達成するために、顧客に対し、どのように行動すべきか。
業績評価指標・・・新規顧客獲得率、顧客定着率、市場占有率、納期の厳守
(3)業務プロセスの視点
株主と顧客が満足するために、どのような業務プロセスに秀でるか。
業績評価指標・・・新製品開発件数、生産のリードタイム、製品コスト、不良率
(4)人材と変革の視点
ビションと戦略を達成するために、どのように人材育成と変革能力を強化すべきか
業績評価指標・・・教育訓練費、従業員のボーナス、従業員満足度、提案件数
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士