2009年12月10日
今までに、私の人生に良い影響を与えてくれた人々は多くいますが、私の場合は「人生の師匠」として、また「心の糧」として最も尊敬出来る人物というと、次の三人ではなかろうかと思います。
1.中村天風
明治、大正、昭和と生きた人です。昭和43年92歳で亡くなりました。
20歳代は、日清、日露戦争に軍事探偵として参戦しましたがロシア軍に捕まり、絞死刑になる処を日本軍に助けられました。
30歳代は、結核になり、結核を治すため、数年医学の勉強の為世界中を回りましたが治らず、日本で死のうと思い帰国の途中に、「カリアッパ」というヨガの先生に会い、治して貰うことが出来ました。
帰国してからは、実業家となり、銀行業を始め、頭取になり、大富豪になりましたが、心の満足は無かった様です。
40歳代で天風さんは、財産を国家に寄付をして、妻に「握り飯」を作ってもらい、日比谷公園等で「辻説法」を初めました。そこで「天風理論」を解説しました。
「天風理論」を一言でいうと「積極一貫」といいまして、物事の判断基準で消極と積極があれば、「どんな時でも、積極的な方を貫きなさい」という事です。そして『消極的な言葉は、たとえば「疲れた」とか「もう駄目だ」「限界だ」等の言葉は使ってはいけませんよ』という教えです。
天風さんを師と仰いだ人の中には、東郷平八郎、原 敬、山本五十六、松下幸之助、稲盛和夫、双葉山、等有名人が多くいます。
2.安岡正篤
正篤さんは、漢学者で「外平らにして、内成る」と言う、中国の言葉から、「平成」と言う「元号」を政府に提案した人として有名で、著書も多くあり、皆さんの中にも正篤さんを知っている方は多いと思います。
3.稲盛和夫
稲盛さんは、まだ現在も活躍してみえる方で、「京セラ」や「KDDI」の創業者として余りにも、有名なので、皆さん良く知っている人だと思います。
2006年02月10日
私が昨年約2ヶ月間入院し、その後1ヶ月の自宅療養をしていたことは、前回のコラムに書かせていただきました。今回は、その約3ヶ月間、私なりに考えたことをお伝えしたいと思います。
私も今年で60歳となり、還暦を迎えることになります。そうすると悲しいことに、よく生きてせいぜい20年位かなと思います。私は、今後次の3つのことを「心の糧」として生きていこうと考えています。
1.生涯現役
生涯、今の仕事を続けていきたいと思っています。安岡正篤さんの「六中観」の中の一つに「忙中閑あり」とあります。このまま仕事を続けていくと、毎日が忙しいことと思います。忙しい毎日の中に、時には暇を見つけ、温泉に行ったり海外旅行にも行きたいと思っています。暇の良さが解かるのではないでしょうか。引退してしまえば、暇を持て余し、その良さも解からなくなってしまうでしょう。安岡正篤さんも「ただの閑は退屈して精神が散じてしまう。忙中に掴んだ閑こそ本当の閑であります。」と言っています。
2.生涯勉強
生涯勉強し続けていきたいと思います。私は税理士ですので、税の専門家として税金の勉強をしていくことは当たり前ですが、それだけではなく色々なこと(例えばコンピュータ等)に興味を持ち勉強していきたいと思っています。
3.生涯青春
有名なサミュエル・ウルマンの「青春の詩」の冒頭に
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。」とあります。
私も、生涯「炎ゆる情熱や冒険心」を持ち、いつまでも心身ともに若々しくありたいと思っています。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士