2017年10月10日
私は毎年10月に入ると、翌年からの人生設計や会社(森田経営)の基本的な経営計画を考え、紙に書く様にしています。
人生設計とはこれからの人生をどの様に生きて行くかということですが、この場合一番先に考えることは、何事も「夢と希望」を持って、積極的に又、具体的に考えることではないかと思います。
考える具体的項目
1.仕事、お金のこと
2.家庭や社会に於ける、人間関係のこと
3.健康を保つ為の、運動や趣味のこと
会社の経営計画は、先ずは20年先のことから考える様にしています。この場合もまずは「夢や希望」を持って、何事も積極的に考えることが大切だと思います。
考える具体的項目
1.20年先の会社の有るべき理想の未来像(ビジョン)。
2.5年先の会社の「中期経営計画」。これは出来るだけ具体的に数字等を入れて表現します。
3.来年の会社の「短期経営計画」。アクションプランと数値計画を月別に具体的に考えます。
先日、東京都知事の小池百合子氏が、「希望の党」を立ち上げました。
私は人生に於いて、ワクワク・ドキドキする様な「夢や希望」を追い続けることが一番大事だと考えています。
人生設計や経営計画等、今後も明るく前向きな「夢や希望」を追い続けいていきたいと思います。
2016年10月11日
森田経営では、毎年10月に入ると翌年の経営計画の準備に取り掛かります。
(通常経営計画は決算終了の3ヵ月前から準備に取り掛かるのがベストであるといわれています。12月決算法人なら10月から、3月決算法人なら1月からです。)
3ヶ月の間に段階的に経営計画を作成して行きます。
1.経営計画の第一段階(長期ビジョンの作成)
翌年の経営計画作成の第一段階は、まず長期の我が社の未来像(ビジョン)を考えることです。
10年~20年先の我が社のあるべき姿、理想像を思い浮かべます。理想像は漠然で良いので、可能な限り大きな理想が良いと思います。
具体的には、仕事に対する考え(経営理念)や、会社の売上高や社員数や設備等(規模)です。
2.経営計画の第二段階(中期経営計画の作成)
上記の第一段階の我が社の理想像に基づき、具体的な我が社の3年~5年先の「中期経営計画」を作成します。
森田経営では、5年ごとに作成して、毎年見直しをしています。
昨年40周年でしたので、第8次5ヶ年計画が終了して、今年から第9次5ヶ年計画が始まりました。第9次5ヶ年計画の終了の年は2020年で東京オリンピックの年です。
この3年~5年先の「中期経営計画」の作成が、全体の経営計画の中で最も重要な所です。
なぜなら、この「中期経営計画」を実現させるためには、実現させる為の方法(経営戦略)が必要であり、「経営者として最も重要な仕事は、経営戦略を考えること」と言われているからです。
3.経営計画の第三段階 (単年度計画の作成) 上記の第二段階の経営者の経営戦略により作成された、「中期経営計画」に基づき翌年の一年間の計画を「単年度計画書」と言い、通常銀行等に提出する「経営計画」はこの「単年度計画書」のことです。
建物を建てる時、「設計図」が必要と同じ様に、経営をして行く上には、必ず「経営計画書」が必要です。 しっかりした経営計画書を作成しましょう。
2015年12月10日
私は、創業以来毎年、経営計画(短期経営計画)を作ってきましたが、それと同時に中期経営計画も創っています。中期経営計画は通常3年から5年の期間の計画を言います。私の場合は5年毎に策定しています。
今年は創業40周年記念の年なので、次の中期経営計画は第41期(2016年)から45期(2020年)までの5カ年計画になり、創業以来9回目の第9次中期5カ年計画です。2020年は丁度東京オリンピックが開催される年でもあり、それに向けて頑張っていきたいと思っています。
中期5カ年計画は通常次の様な項目の5年後の計画ですが、一番重要なことは、5年後の会社のビジョン(理想の未来像)を経営者が創造することであり、鮮明に想像できるまで考え抜くことではないかと思います。
1.この5年間の販売戦略と、それに基づく5年後の売上金額
2.この5年間の商品開発戦略と、それに基づく5年後の仕入れや外注等の金額
3.この5年後の人件費の金額
4.この5年間の土地建物機械等の設備計画と、それに基づくそれらの金額
5.この5年間の一般経費(交際費、広告宣伝費、修繕費等)を予想した金額
を推定する。
以上が中期5カ年計画の大雑把な創り方です。経営はなかなか計画通りにはいきませんが、経営計画は絶対に必要だと何時も思っています。
2014年03月10日
今回は「経営戦略の必要性」についてお話ししたいと思います。
経営関係のセミナーで受講生に「企業経営において最も重要なことは何か」と質問をしますと、それは「人材です」、「信用です」、「技術です」、「お金です」等の答えが返ってきます。当然、これらのことも重要なことに違いはありません。しかし、最も重要なことは経営者が思いを込めた「経営戦略」です。
経営戦略をたてる場合には、必ず経営者が考える企業の5年後、10年後、20年後等の理想の未来像(ビジョン)が必要です。企業の理想の未来像を考え、それを実現するために経営の三要素と言われる「人・物・金」をどの様に活かすか等、作戦を考えるのが経営戦略です。
「ウクライナ」で現実に戦争が始まるかもしれません。「ウクライナ」の理想の未来のための作戦を考えるのは本当の戦略です。「経営戦略」は経営を本当の戦争に例えたものです。本当の戦争のための兵法(例えば孫子の兵法)を学ぶことも「経営戦略」をたてる場合に参考になると思います。
「経営戦略の必要性」についてのセミナーを来る4月8日(火)夜7時より当事務所で開催する予定です。無料ですので関心のある方は、是非参加してください。
2013年11月10日
毎年11月に入ると、本格的に来年のことを考えはじめます。
来年はどの様な年にしたいのか、何をしたいのか、会社をどの様にしたいのか(私は会社の経営者ですので)、自分は何をしたいのか、会社経営者と個人としての立場、2つに分けて考えるようにしています。そして、考えた内容を必ず紙に書いて残します。
まず、会社の経営者として会社をどのようにしたいのか、来年の会社の方向性を考えます。会社には「経営理念」や「ビジョン」がありますので、それらに沿って考えなければなりません。そして、中期(3年~5年)の「経営戦略」を検討した上で来年の「経営方針」を考えます。経営においては、この「経営戦略」が最も重要であると言われています。
次は、自分自身の来年の抱負です。最終的には、毎年箇条書(5つ位)にして紙に書き、できるだけ毎日見ることにしています。例えば、1ヶ月の読書時間を50時間と設定した場合、毎日の読書時間を記録し、月末に集計して50時間できたかを確認します。この様なことをもう何十年も続けています。
皆さんの中にはもっとしっかりした計画を作っている方も多くいらっしゃると思います。計画に多くの時間をかけた人ほど、実現する可能性が高いと言われています。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士