2013年12月09日
前回のブログ(来年の抱負と計画)で毎年11月に入るとそろそろ来年のことを考える時期であること、そして私と同じ様に、企業経営者の方達の中には、「来年は会社をどの様な会社にしたいか」と会社の方向性を考える経営者も多いと思います。その時にこの「バランス・スコアカード」の考え方を参考にすると良いと思いますのでご紹介させていただきます。
バランス・スコアカードは「会社全体を4つの視点で考える方法」です。バランス・スコアカードは、今から約20年前にロバート・キャプランというハーバード大学の教授とデビッド・ノートンというコンサルタント会社の社長の2人が共同で考えた経営の考え方です。
4つの視点とは次の様なものです。この4つの視点から会社全体を考える方法です。
1.財務の視点
売上高、お客さんの数、社員の数、設備の計画、借入金の問題等財務的な問題です。
2.顧客の視点
お客様に対してどの様な行動をするか、販売方法など販売戦略等です。
3.業務プロセスの視点
これは製造業であれば生産性の向上の問題であり、物品販売業であれば商品の流通の問題や、売れる商品の開発等の問題です。サービス業であればサービスの方法の問題です。
4.学習と成長の視点
これは会社の組織の問題であり、従業員の採用、配置、評価、モチベーション、給与等の問題です。
上記4つの視点を基にして来年の会社の方向性を考えれば解りやすいのではないかと思われます。参考にして下さい。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士