2011年02月10日
上記の題名の本が200万部以上売れていることを知り本屋さんへ行ってみると、この本と隣に経営書としては世界で最も良く売れたといわれる、ピーター.ドラッカーの「マネジメント」という題の本の要点を抜き出した「エッセンシャル版」が平積みされていました。この2冊の本を買い、読んだ感想をお話したいと思います。
この長いタイトルの本は、ある高校野球の女子マネージャーが、その高校をどうしても甲子園に連れて行きたいと思い、その目的のためにどうしたらよいか考え、本屋へ行き、自分はマネージャーだからということで、たまたまドラッカーの「マネジメント」の本を買い、この本を参考にしてその高校の野球部が甲子園を目指すという小説です。
ドラッカーの「マネジメント」は主に企業経営を中心に書かれていますが、組織を経営する手法について書かれた本であり、あらゆる組織に適用できる訳です。主人公の高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの「マネジメント」を読んで、高校の野球クラブという組織に適用した所が面白い所であり、考えさせられた所です。
企業は、人・物・金を中心とした経営資源を駆使して、理想の企業を構築する為、あらゆる手法を考えて、その目的を達成しようとします。この小説では、高校の野球部が如何にしたら甲子園へ出場できる様な強い組織(チーム)にできるか、この「マネジメント」という本を参考にして、その目的を達成しました。
企業も野球部も組織を活かして、目的を達成するという共通点があります。企業経営者がこの小説を読めば、必ず企業経営にも役立つと思います。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士