2010年02月10日
前回は、経営者が経営するに当たり、「最も重要な仕事」とは、何かと言う事で、このブログを書かせて頂きました。それは、「自らの経営理念に基づく、自分の会社の3年後、5年後、10年後の未来像(ビジョン)を持ち、そしてその未来像を実現する為の経営戦略を考える事」です、と書かせてもらいました。そして今回は、その未来像を実現する為にどの様に経営戦略を考えたら良いのか、と言う事をお話ししたいと思います。
経営戦略を考える場合には、昔から言われている、経営の3要素「人、物、金」の要素別に考えると良いと思います。最近では、3要素に「情報」の要素を加え4要素とする場合も有ります。
ここでは、3要素で考えてみたいと思います。
1.物・・・3要素の中で最も中心になるのが「物」の部分です。物とは、「お客さん」と「商品(サービス)」です。どの企業でも、「お客さん」と「商品」の無い企業は有りません。自社は、どの様なお客さんにどの様な商品を売って利益を出すのか、ここの所が一番重要です。
2.人・・・お客さんに商品を売る場合、売るのは「人」です。売る為にどの様な人を採用して教育したら良いのか、考えなければなりません。
3.金・・・金とは財務の問題です。特に資金繰りについて考えなければなりません。毎月入る予定の金額と出て行く予定の金額を考え、出て行くお金の方が多くならない様にしなくてはいけません。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士