2024年08月09日

松下幸之助「素直に生きる」

松下幸之助さんは、多くの著作を遺されました。
その中で、最も良く読まれているのが『道をひらく』(PHP研究所)だと思います。『道を開く』に収録された一つ一つの文章は、見開き2頁の短い分量で書かれており、簡単に読み進めることができます。
 
『道をひらく』には、松下幸之助さんの経営人生を凝縮したと思われる、力強く、胸を打つ言葉があふれています。そのうち、私が好きな文章としては、「素直に生きる」「手さぐりの人生」「断を下す」「善かれと思って」「自問自答」「根気よく」「思い悩む」「心配またよし」「時を待つ心」「忍耐の徳」「ものの道理」「一陽来復」「芋を洗う」「体験の上に」などがありますが、いくら上げてもキリがありません。
 
「素直に生きる」には、このように書かれています。
「逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。」「素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境はうぬぼれを生む。」「逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。」
 
松下幸之助さんは、松下電器(現パナソニック)という世界的大企業を作り上げましたが、その経営者としての人生は、決して順風満帆のときばかりではありませんでした。倒産の危機に陥ったことも、一度や二度ではありません。長い経営者人生の中で体験した、順風のとき、逆境のときを振返りながら、その思いを、この文章に込めたのだと思います。
 
現在(2024年8月)は、会社経営にとって逆境のときといってよいかもしれません。
会社経営者として、この逆境のときを素直に生き抜くことが大切なときだと思います。
 




 西川 和志 
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士

西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士


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