2022年11月10日
韓国ソウルの繁華街・梨泰院で10月29日に156人の死者がでる事故がありました。
梨泰院の狭い路地にハロウィーンの仮装をした数万の人が集まり、身動きがとれず坂道のほうへ押し出され、そこで倒れて亡くなってしまったようです。
地面から足が浮き45度ぐらい傾いた状態で1時間以上息苦しいまま意識がなくなり、死んでいった。意識があるうちに携帯電話で助けを求めたり、もうすぐ死ぬと話した人もいたようで考えただけでも恐ろしい話です。
日本でも過去に人が殺到して亡くなったことはありますが、これだけの人が、しかも多くの若者が亡くなったのは全世界に大変なショックを与えました。
私も以前このような経験をしたことがあります。
岡崎の花火大会で、駅から河川に向かう道で曲がり角に差し掛かったところ混雑で急に身動きがとれなくなり、胸が圧迫され息が止まるかと思いました。
周りから「押すな!」という怒声や「子供がいるんです!」という叫び声が聞こえ、どうなってしまうのか恐かったです。
そういう状況になってしまうと、人間は自分の身を守るだけで精いっぱいです。
その時は自然に人の流れが動くようになり何事もなく済みましたが、今回はこのような状態のまま息ができずに死んでしまうとは。
事故が起きるまでは、仮装して楽しく騒いでいたのが数時間後に亡くなってしまうとは、人間の命のはかなさを痛感しました。
岐阜祭りで木村拓哉さんが信長役を演じるということで、人が殺到し事故に繋がらないか心配しましたが、韓国の事件の後だったので厳重警戒で無事終了しました。
韓国の事件がなかったら同じようなことが起こっていたかもしれません。
過去の過ちを教訓にして、二度と起こらないように改善していくことは、経営に関しても言えることだと思います。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士