2020年10月09日
国勢調査の回答用紙が郵送されてきました。皆さんは回答を済まされましたか?
期限が10月7日なので、もう終わっている人がほとんどではないでしょうか。
ずいぶん前にもやった記憶がありますが、すっかり忘れてしまっていました。面倒なイメージがありましたが、今回はインターネットにより回答をしましたので、紙に記入するよりだいぶ簡単でした。
何のための調査かというと、将来の国の制度設計や政策立案のため、国が5年に一度行っているのもので、内容は「世帯員の数」や「住居の種類」など、計16項目について回答を求めています。これらの質問に回答された方はどう思われたでしょう?結構細かいところまで聞いてくるな、と思われたのではないでしょうか。
例えば、マンションの総階数と住居の階を記入する項目で、そこまで必要なのだろうかと疑問に思ってしまいます。
調べてみるといろいろと理由はあって、マンションの高層階に多数の高齢世帯が住んでいる場合、災害が発生すればエレベーターは止まってしまうので、高齢者の避難対策を定める必要があります。国や自治体が防災計画を練る上で、マンションの高層階に住んでいる高齢の世帯が、どこに何人いるかといったデータは重要になります。
言われてみれば、なるほどと思わないことはないですが、単純な質問に答えているだけではそこまで深いものだとは思えず、個人情報の流出を心配し、回答しない人も多いのではないでしょうか。
とりあえず回答を終え、ほっとしました。
余談ですが、以前「国勢調査」とは「国の勢い」と書くので、今後国がどこまで勢いよく走って行けるかを国民に問いかけるものと思っていたら、「国の情勢」という意味のようでがっかりした憶えがあります。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士