2020年03月10日
かつて1970年代に原油の供給逼迫および原油価格高等で世界経済が混乱し、通称オイルショックを呼ばれる不景気が起こりました。その影響で原油価格と直接関係ないトイレットペーパーや洗剤の買い占め騒動が起こり、日本中がパニック状態になりました。
昔学校で習ってそんな時もあったのか、と思っていたら、今まさにその状態が起こっています。
発端は新型コロナウイルスの感染拡大を受けたマスク不足からです。確かにマスクは感染予防には必要ですが、どこを探してもないので諦めました。
特になければ生活できないものではなく、リスクが高まるというだけの話です。
ところがトイレットペーパーやティッシュがなくなると、日常の生活に支障をきたします。トイレットペーパーがないトイレに入ったところを想像してみると、、、どうしていいのかわからずパニック状態です。
いざとなれば新聞紙??? いやいやとても無理そうです。
やばいと思い、我が家の在庫確認をしたところ、少しはあるが十分とは言えません。
慌ててドラッグストアに走りましたが、すでに棚に品はなく、空っぽのダンボール箱が無造作に置かれていました。
近くの店舗も回ってみてもどこも同じ状態で、まさに緊急事態発生ということで、家族で使用制限を行いました。
結局は「中国でトイレットペーパーなどの紙製品が生産されなくなり、日本で大規模な不足が発生する」という、インターネット上のデマだったようです。
情報化社会になり、どんな情報もあっという間に拡散してしまうので恐ろしいものです。
「大衆の愚かな行動」「デマに踊らされている」とバカにされても仕方ありませんが、真実かどうか確認がとれないと、身の保全のために慌ててしまった自分が情けない。
ただ本当に、たまたま在庫切れになった人たちはどうしたのでしょう。
デマとはいえ、実際に手に入らないとなるとどうしようもありません。
やはりそのときは新聞紙か・・・。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士