2016年12月12日
国税局の統計に拠ると現在約70%の会社が赤字経営です。黒字の会社は30%弱です。
当社も赤字のお客様を何とか黒字にしようと日夜考えているのですが、赤字体質の会社は毎年赤字でなかなか黒字に成りません。
しかし下記の「黒字化の為の改善6項目」を着実に実践する事により、黒字経営に変わることが出来ます。
「黒字化の為の改善6項目」
1.売上を上げる
当たり前のことですが、経営者は営業、商品開発等売上を上げる努力をする事です。
売上の計算は「商品の価格×数量」や、「お客様の数×お客様1人当たりの単価」ですので、この計算を念頭に考えると良いと思います。
2.変動費を下げる
変動費とは、売上の変動に応じて変動する費用で「仕入商品、原材料、外注費等」の費用で、比較的金額が大きい費用です。
売上金額に対して、これらの変動費の割合を下げる努力をする事です。
3.固定費を下げる
固定費とは、売上の変動とは関係なく発生する費用で、「人件費、交際費等」の一般経費です。
無駄な費用を減らす事で固定費は下げることができます。
4.得意先の見直し
儲けさせてくれるお客様は誰か、お客様の見直しをする事です。
5.商品(サービス)の見直し
自社の「取り扱っている商品、サービスの方法」を見直す事です。
6.生産性を上げる(スピード)
何事も質良く早く出来ないかを考える事です。
改善6項目の1~3は数値目標を考えることであり、4~6は行動計画(アクションプラン)を考えることです。
当社のお客様もこの6項目を実践することにより、少しずつ黒字の会社が多くなり、現在では60%を超えるお客様が黒字経営をしています。
是非試してみてはいかがでしょうか。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士