2013年06月10日
最近、私が2~3回繰り返し読んでいる「本」の話をしたいと思います。
この本は「はじめの一歩を踏み出そう」という題名の本です。この本はこれから新しく事業を始めようと考えている人や、現在すでに企業経営をしているが思うようにならず苦労している経営者のために書かれた経営書です。
人間にはいろんなタイプの人がいるが、大きく次の3つに分けることができるとしています。
1.経営者タイプの人
2.管理者タイプの人
3.職人タイプの人
それぞれのタイプについて述べたいと思います。
1の経営者タイプの人
経営者タイプの人とは会社全体を一つのものと考え、そのものは利益を生み出すものであり、お客さんや従業員やその他社会に役立つものと考えます。そういうもの、すなわち会社を創ろうと思う訳です。まずは、どんな会社を創りたいのか、会社の将来ビジョン(理想の未来像)を考えます。ビジョンができたら、経営の三要素の人・物・金が上手く噛み合う様な「経営戦略」を考え、上手く軌道に乗せより多くの利益が出る会社にしょうと思い、あわよくば、このものすなわち会社を高く買ってくれる人がいれば売っても良いと考えます。また最初から高く売れる様なもの〈会社〉を創ろうと考えます。この様な考えの人を経営者タイプの人と言います。
2の管理者タイプの人
管理者タイプの人とは、良く勉強して、良い学校(例えば一流大学)を卒業し、希望する良い会社や官庁等(例えば一流会社)に就職して課長や部長やその上を目指し、より高い給料を貰い豊かな生活をしたいと考えるタイプの人
3の職人タイプの人
職人タイプの人とは、何か自分に合った専門的な技術を身につけ、その技術を磨くことに生き甲斐を感じる人。そして、その技術を使って自分の職業に役立て様と考えるタイプの人
以上の様に3タイプの人間がいるが、中小企業の経営者やこれから起業をしようと思う人の殆どは3の職人タイプの人だと言われています。
そしてこの本では、経営者タイプの人でないと企業経営に成功することはできないと明確に述べています。そしてこの本では,経営者タイプになるための方法論が細かく述べられています。経営に関心の強い人は、一度読まれてみてはいかがでしょうか。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士