2022年04月11日
確定申告も終わりさっぱりしたいと思い、いつもの自宅近くの床屋へ行ったところ、店内は暗くドアに「しばらくの間休業させていただきます。再開は未定です」と張り紙がありました。
40歳くらいの人が一人でやっていたのですが、どうしたのでしょうか?
「詳しくはLINE登録して」とあったので、登録して情報をみると体調を崩して入院しているらしく、いつ復帰してくるのかわからないようなので、仕方なく他の床屋を探すことにしました。
しかし、いざ探そうとすると個人経営の床屋はなかなか入りづらく、それでよくイオン等で見かける「QBhouse」という最近流行りの床屋へ行ってみることにしました。
カットのみに特化し、低料金を実現した革新的な床屋とテレビ等で聞いていたので、どんなところだろうとドキドキしながら入ると、まずは券売機がありチケットを購入します。
そのチケットをもって長椅子に順番に並び、前の人が移動するとすぐに詰めないと注意されます。
ベルトコンベヤーのように人が流れていき、いよいよ順番がきて椅子に座ると、きちんとした身なりの人が自己紹介し、「どのようにいたしましょうか」と聞かれました。いつものように話すと「4cmか2cmどちらにしましょうかと」と質問され、意外とキッチリした印象です。
カットは手際よく丁寧で、終わったら鏡で横や後ろを見せてくれて、「いかがでしょうか」と言われたので大丈夫ですと答えました。
切って床に落ちた髪(量は少ないが)は、箒ではいて棚の下に集めると自動で吸引し片づけは完了です。
かかった時間は待ち時間を除くと、15分ぐらいでしょうか。
時間短縮され低料金(1,200円)で、サービスも問題ありません。昔からの床屋は、1時間ぐらいかかり料金も4,000円ぐらいします。
「余計や無駄につながるモノゴトを省き、本当に必要なクオリティだけに集中すれば、豊かさにつながっていく」という価値観らしいですが、くつろぎの時間という従来の床屋業界を改革した、新しいビジネスモデルです。
過去の常識を変革する時代がきたと感じ、大変勉強になりました。
2022年03月10日
去年の暮れには新規感染者が激減し、コロナも収束を向かえるかと思われましたが、オミクロン株のような新型コロナ変異ウイルスが再び世界的なパニックを引き起こし、世界は再び閉ざされてしまいました。
国外旅行を待ちわびていた人たちが一斉に動き出し、観光地は賑わいを取り戻すはずが、韓国の済州島では市場から人が消え、バンコクでは手持ちぶさたの露天商が決して来ることのない客が待っています。バリ島では観光ガイドが解雇され、パリやローマでは自撮り棒をもって撮影し、日よけ用の帽子をかぶった人々がいなくなりました。日本の秋葉原で家電製品を爆買いし、一番お金を使ってくれる中国人観光客もいません。
中国では2021年8月以降、新しいパスポートの発行をほぼ完全に停止し、入国者全員に14日間の隔離措置を課しています。
冬季北京オリンピックでも報じられましたが、中国は国家主導で徹底的な規制を行ったため、中国人の多くは国内に留まることになりました。
中国人韓国客は2019年に約30兆円を世界各地にばらまいて、世界的な旅行で中国ほど重要な国はなく、観光地は中国人だけを相手にしていても十分商売は成り立ちました。
それがいまは中国からビザなしで行け人気のある済州島は観光客が10分の1になり、中国人観光客向けの免税店は半数が店を閉めています。
中国人の爆買いが問題になったこともありますが、いかに中国人が世界の景気を潤していたかが、このような状況になって初めてわかりました。
社会モラルに欠け品がない人種と言われていて、私もあまり良い印象はもっていませんでしたが、これほど中国人の存在が恋しくなったのは、私だけではないでしょう。
列に並んでいても平気で横入りする中国人、普通に話しているだけだと思うのだがなぜか怒っているように聞こえる話し方、今では懐かしく思えます。
中国は早くコロナ規制を緩和して中国人を世界に解き放って欲しい。
そうすれ世界経済は回復していくでしょう。
その時、私は微笑みながら中国人を見守ることにします。
2022年02月10日
映画「ドライブ・マイ・カー」が、第94回アカデミー賞で作品賞など4部門にノミネートされました。濱口竜介監督の作品で、日本人監督としては画期的なことです。
原作は村上春樹氏の短編小説で、妻と死別した俳優で演出家の主人公が、専属運転手と出会い人生を見つめ直すという物語。
村上春樹氏と言えば、毎年ノーベル文学賞有力候補に上がりながら、なかなか受賞できないでいます。
私が最初に読んだ村上春樹氏の本は「ノルウェイの森」で、その独特の世界観に感動し、それ以来、単行本が出版されるたびに毎回読むようになりました。他の本は少しずつしか読めないのですが、村上作品だけは次の展開がどうなるのか気になって一気に読んでしまいます。
これだけ魔力をもった作品を書き上げるのに、なぜかノーベル賞は受賞できずにいます。歌手のボブ・ディランに文学賞を与えるぐらいなら、作家の村上春樹氏に与えて欲しいものです。
ノーベル賞は今後に期待して、村上氏の原作である「ドライブ・マイ・カー」は上映されたらぜひ見てみたいと思います。
過去のアカデミー賞受賞作品である黒澤明監督「乱」や是枝裕和監督「万引き家族」もすばらしい作品だったので、きっと期待していいでしょう。
2022年01月11日
あけましておめでとうございます。
旧年中は、皆様には大変お世話になり有難うございました。
昨年は東京オリンピックがありましたが、遠い過去のように思えるほど世の中の変化は早くなっている気がします。
このスピードについていかないと取り残され淘汰されるのではと不安になりますが、DX(デジタルトランスフォーメーション)等にもまだ対応しきれていないのが現状です。
さて、公立高校の願書に男女を問う性別欄を廃止する動きが全国で加速していると報道されていました。これからいよいよ始まる確定申告にも、昨年から申告書に男女の記載欄がなくなっています。
体と心の性が一致しないトランスジェンダーへの配慮ということのようです。
ただ最近はキラキラネームと言われるように読み方もわからず、ましてや男女の区別もつかないような名前が増えていますし、男女の区別を記載することが、そこまで差別になるとは思いません。
こう言うと、トランスジェンダーでない私は当事者でないので、本人の痛み悲しみはわからないということで、批判を受けるかもしれませんが。
勿論、女性が元気で社会で活躍するのは良いことですが、男性が女性化しているように思えます。優しい男が増え、硬派と呼ばれたやんちゃな男が少なくなり、女性の尻にひかれる男性を多く見かけます。優しいというより軟弱という気がします。
離婚も年々増えていますが、女性のほうから別れたいというほうが多いのではないでしょうか?情けない男といつまでも一緒にいたくなく、自由に生きたいという自立する女性が増えたのでしょう。
今年は男性がリードして、明るく楽しい社会を作っていこうではありませんか。
ここで、はたして自分はどちらなのだろうと考えたら・・・。
今年が皆様にとって、変革のための大きな礎の年となることを祈念申し上げます。
本年も宜しくお願いします。
2021年12月10日
衣料通販ZOZO創業者の前澤友作さんが、ついに宇宙旅行に旅立ちました。
ロシアの宇宙船「ソユーズ」で国際宇宙ステーション(ISS)滞在をするのですが、日本の民間人のISS滞在は初めてのことです。
どうして宇宙旅行にいくことになったかというと、約7年前に宇宙旅行代理店米スペースアドベンチャーズから前澤さんにオファーがあったのがきっかけで、前澤さんも誘いを受けるまで宇宙に行けるとは知らなかったと言っています。
前澤さんは今回の宇宙旅行のために2人分(アシスタント分含む)、計100億円程度支払ったとされ、一般人にはとても手がでる金額ではありませんが、前澤さんくらいの事業成功者にとっては十分払える金額なのでしょう。
何か事を起こすと必ず賛否両論の意見があり、「金持ちの道楽」という人もいますが、個人的にはすごい挑戦だと思います。
事前に厳しい訓練が100日間あり、宇宙空間に行くと地球上とは違う不便なこともたくさんあるようです。
テレビで見ましたが、例えばトイレは体を固定して小便を吸引しないといけないし、食事も美味しくなく、寝るときも体が固定され窮屈で、決して楽しいことばかりではないようです。よほど精神力が強くないとできません。
たとえ自分にお金があっても、厳しい訓練に耐え、宇宙船内の精神的肉体的苦痛を乗り越えてまで行きたいかと問われると躊躇してしまいます。
前澤さんのような無邪気で前向きな姿勢と行動力が事業を成功に導き、その結果今回の宇宙旅行に結びついたのですから素直に称賛したいと思います。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士