2023年02月10日
最近話題になっている「チャットGPT」をご存じでしょうか。
サンフランシスコのOpenAI社が開発したAIチャットボットのことです。
チャットボットとは、「チャット」と「ロボット」を組み合わせた造語で、テキストや音声を通じて自動的に会話をするプログラムのことを指します。
国税庁のホームページでは「ふたば」という愛称で使われています。
「ふたば」はAIを活用した、税務関係の質問に対する自動応答システムで、私も何回か利用したことはありまして、簡単なことを確認するには便利ですが、さすがに複雑な税務案件に関しては答えてくれません。
「チャットGPT」はこちらが何か質問するとそれに対して文章を作成して答えてくれ、その文章は実に論理的なもので、自分が書くよりも余程優れています。
このブログも「チャットGPT」を使って作成してもらおうかと思ってしまいます。。
「チャットGPT」に医師国家試験の問題を解かせたら正答率55.6%だったそうです。
合格者の平均正答率が66.6%なので、相当なレベルに進化していて、知識の量では人間はとてもかないません。
知識量が必要である弁護士業務は「チャットGPT」が「ロボット弁護士」として登場するのではと言われている。
自分のポケットにロボット弁護士がいて、なにかトラブルがあったら、すぐにスマホを取り出して法律相談をすれば即解決。
そんな時代が来るかもしれません。
これからは自分で勉強して知識を覚えるのではなく、いかにスマホ、AI等のITテクノロジーを駆使できるかで変わってくるのではないでしょうか。
今こそ「リスキリング」をしなければ、時代に取り残されてしまいます!
2023年01月10日
あけましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になり有難うございました。
昨年の年末頃から、3年ぶりという言葉をよく耳にします。
コロナ感染者の重症化リスクと死者数が減少し行動規制がなくなったことで、年末年始は実家に帰省し、久しぶりに祖父祖母に会えてお互い喜んでいる姿などをテレビで見るとほっとします。
今年に入りまた感染者が増えているようで、少し心配にはなってきましたが、以前のような強い規制はしないでしょう。
コロナの影響もあるのか、確実に次の時代に移りつつあるのを感じます。
毎年恒例だった、郵便局の年賀状受付開始や配達開始のテレビ報道がほとんどなくなりました。年賀状じまいという言葉もよく聞くようになり、今回で年賀状を出すのをやめさせてもらいますというハガキを実際にいくつか受け取りました。
年末のあいさつ時のカレンダー配布も少なくなり、年始にしめ縄をつけている車は1台も見かけませんでした。おせち料理はまだ食べる人も多いようですが、若い人たちにとっては美味しくなくあまり食べたがらないようで、これもそのうちなくなるのではないでしょうか。
このように今までは常識と考えられていたことが、急速に変わりつつあります。
数十年前と比べると時代の流れはおどろくほど速くなっています。企業の中には時代の移り変わりに対応できず、衰退していくケースが増えていくと思います。
このような状況の中、経済産業省から「リスキリング」と呼ばれる言葉が提唱されました。
リスキリングとは、働き方の変化によって、今後新たに発生する業務で役立つスキルや知識の習得を目的に、勉強してもらう取り組みのことです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)や働き方改革で、企業でも過去の常識が変わりつつあり、それに対応するため学び直さなければいけないということなのでしょう。
今年はコロナ関連の補助金・助成金もなくなり、各企業の実力が問われる年となりそうなので、全社一丸となって明るい未来を目指し邁進していきましょう。
本年も宜しくお願いします。
2022年12月09日
日本のFIFAワールドカップが終わりました。
グループステージ突破も難しいのではと言われていましたが、強豪国のドイツ・スペインに勝つという番狂わせを起こし、見事突破しました。
数十年前なら考えられなかったことでしょう。
なぜこのようなことが起きたかと考えると、1つの要因としては、サッカー業界にもIT化が進んでいるからではないでしょうか。
スペイン戦のゴールでのライン判定は、コンピュータが判断しました。ビデオ映像を目で見る限り、ラインを割ったように見えたのですが、コンピュータ判定に従った形です。
各国の戦略・戦術もコンピュータ・AI分析で行うので、差がなくなってきています。
選手のトレーニングも個人別にその人に合ったプログラムが組まれ、身長・骨格等人種による根本的な違いはありますが、決定的な差になるほどではなくなっています。
スポーツ業界の状況も変わってきたので、日本だけでなく各国で大番狂わせが起きました。
こういったことを鑑みると、次回のワールドカップで日本が優勝することも夢ではない気がします。
同じようなことが会社経営にも言えるのではないでしょうか。
今までは老舗として君臨していた企業が、ITを駆使した新興勢力に凌駕されることもありうるでしょう。
世は下克上の時代に入りました。今こそチャンスです!
2022年11月10日
韓国ソウルの繁華街・梨泰院で10月29日に156人の死者がでる事故がありました。
梨泰院の狭い路地にハロウィーンの仮装をした数万の人が集まり、身動きがとれず坂道のほうへ押し出され、そこで倒れて亡くなってしまったようです。
地面から足が浮き45度ぐらい傾いた状態で1時間以上息苦しいまま意識がなくなり、死んでいった。意識があるうちに携帯電話で助けを求めたり、もうすぐ死ぬと話した人もいたようで考えただけでも恐ろしい話です。
日本でも過去に人が殺到して亡くなったことはありますが、これだけの人が、しかも多くの若者が亡くなったのは全世界に大変なショックを与えました。
私も以前このような経験をしたことがあります。
岡崎の花火大会で、駅から河川に向かう道で曲がり角に差し掛かったところ混雑で急に身動きがとれなくなり、胸が圧迫され息が止まるかと思いました。
周りから「押すな!」という怒声や「子供がいるんです!」という叫び声が聞こえ、どうなってしまうのか恐かったです。
そういう状況になってしまうと、人間は自分の身を守るだけで精いっぱいです。
その時は自然に人の流れが動くようになり何事もなく済みましたが、今回はこのような状態のまま息ができずに死んでしまうとは。
事故が起きるまでは、仮装して楽しく騒いでいたのが数時間後に亡くなってしまうとは、人間の命のはかなさを痛感しました。
岐阜祭りで木村拓哉さんが信長役を演じるということで、人が殺到し事故に繋がらないか心配しましたが、韓国の事件の後だったので厳重警戒で無事終了しました。
韓国の事件がなかったら同じようなことが起こっていたかもしれません。
過去の過ちを教訓にして、二度と起こらないように改善していくことは、経営に関しても言えることだと思います。
2022年10月11日
令和元年に改正された動物の愛護及び管理に関する法律の、最後の施行事項である「犬と猫へのマイクロチップの装着と登録の義務化」が令和4年6月1日から始まりました。
マイクロチップの装着について知ったのは、2020年直木賞受賞作 馳星周「少年と犬」という本を読んだときで、飼い主が亡くなって迷子になった犬が、埋め込まれていたマイクロチップにより飼い主の情報がわかるという描写がありました。
読んだときは、未来の話だと思っていましたが、これが現実どころか義務化されたようです。
マイクロチップを装着し、データベースに飼い主や犬等の情報を登録することで、
(1)迷子になったり、盗難にあったり、災害時に生き別れたりした犬や猫と飼い主が早期に再会できる可能性を高める
(2)飼い主を特定することができるため、犬や猫の安易な遺棄の抑止につながる
という目的で施行されました。
全国で既に犬は28万匹、猫は11万匹に装着されているらしく、犬や猫を飼っている人なら知っている人も多いと思いますが、私は全く知りませんでした。
以前、テレビで人の手にマイクロチップを埋め込むというのを見たことがありますが、まだまだ先の話で自分が生きている間はないと思っていましたが、こうやって知らぬ間に犬や猫にはマイクロチップが埋め込まれていると聞くと、人間に埋め込まれて国に完全管理されるのも時間の問題かもしれません。
マイナンバーぐらいで騒いでいるのはかわいいもので、出生から家族関係、犯罪歴、納税状況等がすべてデータベース化され、マイクロチップとして装着され、日本中どこにいてもカメラで監視される時代になってしまうのでしょうか。
犬や猫を飼っている人は、犬や猫の身体を調べてみましょう。
皮膚の下に小さく固いものがあったら、そこにあなたの情報が書き込まれているかもしれません。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士