2024年06月10日

お客様は神様?

「お客様は神様です」という言葉、聞いたことありますよね。
でも最近、この考え方が通用しなくなってきているのです。その理由は「カスタマーハラスメント(カスハラ)」という言葉の登場です。カスハラとは、お客様が従業員に対して行う理不尽なクレームや要求、嫌がらせのこと。例えば、このような行動・言動です。

  •   「お前、仕事できないなら辞めちまえ!」と大声で怒鳴る
  •   些細なミスを理由に土下座を強要する
  •   「ネットに書き込んでやる」と脅す

こんな非常識な行為は普通は考えられません。でも実は、6~7人に1人の従業員がカスハラ被害に遭っているというデータもあります。
なんでこんなカスハラが増えているのでしょうか。その背景には、

  1.SNSの普及で、お客様の「発言力」が増したこと
  2.過剰なサービス競争から、お客様の要求レベルが上がったこと

などが挙げられます。つまり、「お客様は神様」という意識が行き過ぎて、お客様のわがままを許容する風潮が生まれてしまったのです。
でも企業も黙っていません。カスハラから従業員を守るため、
  •   カスハラ対応マニュアルの作成
  •   従業員向けのカスハラ研修の実施
  •   社内の相談窓口の設置

など、さまざまな対策に乗り出しています。トップ自ら「カスハラは許さない」というメッセージを発信する企業も増えてきました。
カスハラ問題は、単に企業だけの問題ではありません。私たち消費者一人一人が、「お客様だから何をしてもいい」という意識を改め、従業員の人権を尊重することが大切です。
健全な企業と顧客の関係を築くために、みんなで一緒に考えていきましょう。カスハラのない社会を目指して!
 
 


2024年05月10日

黄金のペットボトル

今年のGWはイベントの開催や国内・海外旅行などで、コロナ以前に戻ったような賑わいでした。海外旅行はアジアの都市が、国内旅行は沖縄・北海道・長崎などが特に人気だったようです。

ただ、テレビのニュースを見ていると、高速道路の渋滞はそれ程ひどくなかったように思えました。以前は何十キロも渋滞になり、それをテレビで見ながら、車に閉じ込められて大変だな、特にトイレはどうするのだろうと思っていました。
 
トイレといえば、「黄金のペットボトル」という言葉をご存じでしょうか?
「黄金のペットボトル」とは、トラックドライバーなどが長距離運転中に尿を入れて捨てるペットボトルのことで、この問題は特にサービスエリア(SA)や高速道路沿いで顕著に見られ、環境汚染や衛生問題を引き起こしています。最近、名神高速道路の養老サービスエリアで行われた清掃活動では、尿が入ったペットボトルが数百本回収されました。これらのペットボトルは、ドライバーがトイレに行く時間がない、または利用可能なトイレが不足していることから、運転中に尿をペットボトルに入れ、そのまま窓から投げ捨てるという行為によって発生します。
この問題は、ドライバーの労働環境や働き方改革関連法の影響も受けており、サービスエリアが「無法地帯」と化している状況が指摘されています。また、このような行為は、道路や環境の美観を損ねるだけでなく、衛生的にも問題があるため、関連法規の整備や適切な施設の提供が求められています。
 
運転中に尿をペットボトルに入れるという行為は相当難易度が高く、危険でもあり、自分は上手に入れる自信がありません。世の中器用な人がいるものだなと、ある意味感心してしまいます。
長距離ドライバーの働き方改革で、こういった問題も解決されることを望んでいます。


2024年04月10日

コロナウイルスどこ行った?

WHOが緊急事態の終了を宣言し、報告される感染者数が激減するなど、長く続いたコロナウィルスのパンデミックが収束化しています。
でも、はたして本当にウイルスは消えてしまったのでしょうか?
そもそもこのウイルスがどこからやって来たのか、まだ明らかになっていません。
中国の武漢で、ある動物から人間に感染したと考えられていますが、2020年に中国当局が肺炎に似た疾病の奇妙な集団感染がコロナウイルスによるものと発表しました。
その数日後、初の死亡者が報告され、世界中に広まっていき、以来700万人以上が新型コロナウイルス感染症で死亡したことが確認されました。
都市をロックダウンしたり、マスクを着用することで感染を防ごうとしたが、結局7億人を超える人が感染してしまったようです。
最終的にワクチンは少なくともある程度はコロナウイルスの抑制に役立ったようで、いまではほぼ感染者はいない印象を受けます。
 
数年前まで、マスク着用でパーテーション越しに会話するのは当たり前で、外出することさえ禁止されるぐらいの状況でした。
電車や飛行機などに乗ってもガラガラで、町の中は人がいなく不気味な静けさでした。
学校や会社ではリモートでの授業や打ち合わせが通常となり、人と接触することもなくなり孤独さを感じた人もいるでしょう。
野球場にいけば、規制しているため人が極端に少なく、選手のヤジが聞こえ、打球音が大きく響きわたり、バットとボールが当たるとこんなに大きな音がするんだと驚いたものです。
 
それが今では以前と同じように、マスクをはずして普通に対面で会話ができます。
今思えば、遠い昔のように思え、あれは夢ではなかったのだろうかと思うぐらいです。
でも、あのコロナウイルスがどうして急にいなくなったのか、誰も説明してくれません。
コロナウイルスが自然消滅したのか、人間に免疫ができたのかわかりませんが、あっという間にどこかに行ってしまった感じがします。
感染者がほぼいなくなったので良かったとは思いますが、またいつどこで同じようなウイルスが発生するのかわからない。同じようなことがまた起こり、引きこもりの生活を強いられるときがくる可能性もあります。
ただただ新型のウイルスが発生しないことを祈るばかりです。


2024年02月12日

株価上昇

2月に入って日経平均株価は3万6,000円台で推移していて、バブル期並みの株価上昇に驚くばかりです。
理由の一つに1月にスタートした新NISAの導入があげられます。
株式投資などで得た利益にかかる税金の一部を非課税にする制度で、今年の1月から大幅に拡充されました。これによって個人資金が市場に流れ込み、株価を押し上げています。
現状だけを見ると株式投資で儲けた話を多く聞くようになり、株式投資はいいことだらけに見え、今まであまり投資をしていなかった人が始めたことも要因でしょう。
ただ新NISAの本来の目的は中長期的な視点での投資で、一時的な株価上昇での利ザヤ稼ぎの短期売買ではありません。
人気が高値を呼び、高値が更なる人気を呼ぶというサイクルに入ったともいえる日本株式市場ですが、人気に躍らされず長期的な視野をもつことを忘れないようにしたいものです。
 
気になるのは今後の先行きで、秋のアメリカ大統領選や中国の今後の景気、ウクライナの状況といった株価に影響する不確定な要素がこの先多く控えているため、予断は許さない状況です。
 
今の勢いでいくと日経平均株価はバブル期の最高値4万円を超えるかもしれません。
ただバブル期のブラックマンデーを知る私は、いつ大暴落するのかといった怖さも感じています。
投資はあくまで自己責任ですので、それを踏まえて新NISAにチャレンジするのは良いことだと思います。


2024年01月10日

年頭所感

明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年もなお一層のご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
 
物価の高騰、人材不足、コロナ融資の返済開始、中東やロシア・ウクライナの地政学的リスクなど、今年も経営環境は厳しく課題が多いと思っていたところに、元日から能登半島地震が発生しました。
私は家族で熱田神宮へ初詣に行った帰りで、手にお土産の最中を持ちポケットに携帯電話を入れていたのですが、いきなり最中がしゃべり始めたのかと思い、驚いて最中を放り投げるところでした。
最近テレビで「どっきり」とか「モニタリング」という人を驚かす番組を見ていたので、つい反射的にそう思ってしまいました。
よくよく考えれば、私を驚かせても何も面白みもないのであり得ないことなのですが。
もう皆さんおわかりのように、携帯電話から緊急地震速報が発せられたのでした。
電線や駐車場の車が揺れていて、これはただ事ではないと感じました。

元日の午後4時頃と言えば、実家に帰省して昼食を親族等で楽しく食べ、一息ついていたころでしょう。
その後も地震が頻繁に発生し、雪も降り避難している人たちの苦労は計り知れないものがあると思います。
1日も早く通常の生活に戻れるよう祈っています。
羽田空港の件もあり年初から災難が続きましたが、この苦境を乗り越え、今年の終わりには良い1年だったと言えるように共に頑張っていきましょう。




 西川 和志 
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士

西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士


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